DMM.comが出した新作ブラウザゲーム「銀河英雄伝説タクティクス」は，2016年1月21日に公開されたものだ。今回はそのゲームを入手したので早速紹介してみたい。
 
　さて，この作品，ご存じのとおり田中芳樹氏原作のSF小説「銀河英雄伝説」（以下，銀英伝）の世界観を扱ったオンラインゲームなのだが，ビジュアルなどを含めると，そのアニメ版を忠実に再現したゲームだと思っていいだろう。

　今回のゲーム化でもアニメでお馴染みの声優陣がボイスを担当しており，ゲーム内に登場する戦艦のモデリングは，銀英伝の立体化に携わってきた造形工房アルバクリエイツ大塚敏博氏によるものだという。多くの人が抱いている「銀英伝」のイメージを損なうことのない作りになっているようだ。
 
　さて，原作では宇宙空間をあえて2次元化させる設定を導入して，イメージしやすい古典的な兵法を宇宙空間に展開するという「戦略」に重きを置いたドラマ展開がなされていたわけだが，本作も「タクティクス」と冠しているようにタクティカルシミュレーションゲームとして構成されている。戦闘画面を見ても，四角形マスの盤面が採用された戦略ゲームとなっていることが分かるだろう。
    　ゲームの内容は大きく育成部分と戦闘部分に分けられる。
　育成では人材の登用，そして討論による人材育成，戦艦の建造などが行え，オンラインゲームらしく時間をかけて戦力の充実を図ることが目的となる。
　戦闘部分では，編成した艦隊でタクティカルなターン制で進められるが，基本的にシナリオベースのものとなっているようだ。もちろん，戦闘中にも随所にアニメーションが散りばめられている。
 
　戦略型なので，単純に投入されている兵力だけで勝負が決まるわけではない。はたして，原作にあったような劇的な大逆転なども可能なのかなどに注目したいところだが，少なくとも兵装による射程の違いなどを利用した艦隊運用は可能になっているようだ。
 
　さらなる詳細については追加情報を待ちたいが，21日から始まるプレオープンサービスに向けて，本作のCV収録後に行われた，ラインハルト・フォン・ローエングラム役の堀川りょう氏とヤン・ウェンリー役の郷田ほづみ氏によるインタビュームービーを入手したので掲載しておきたい。懐かしい声とともに，本作の内容も垣間見れるものとなっているので，ぜひご覧を。